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空き家再生・東京/宮城の家プロジェクト2
空き家再生・東京/宮城の家プロジェクト
解体工事も順調に進み、家の骨格が出てきたところで現場確認に行ってきました。
1.2階とも外周部を残し、スケルトンな状態です。
傷んでいる柱は入れ替えを基本とし、梁補強は枕梁を入れていきます。
新しい間取りに合わせて梁の架け替えも有り、水平構面は火打ち材を入れていきます。
今回の補強で、新たに30本程度の柱を使うことになりそうです。
2階リビングの勾配天井に出てくる可愛らしい丸太梁が数本。
古い家の小屋組みは、丸太梁が出てくるので楽しみです。
骨組みを読み取る時は、
この家が建てられた当時の大工さんと会話するような感覚になります。
「ここに梁掛けて、なるほど、で、ここに柱があって、、ふむふむ。」
これから構造補強、少し大掛かりな大切な工程に入っていきます。
現場監理・大工さんの協力のもとしっかりと進めていきます。
構造補強の次は断熱改修工事。
木製サッシから、断熱アルミ樹脂複合窓に取り換えます。
床下には、防湿シート・防湿コンクリートをし、床組は根太間に断熱材を施工。
小屋裏・壁にも断熱材を入れる計画です。
住み心地を良くするために普段は見えない壁の中もしっかり断熱改修工事。
断熱改修工事は省エネを踏まえて必須な工事になります。
設計 阿部葉子